’66 T-2 キャンパー!

半年ぶりになりますが’66 T-2 キャンパーのお知らせです。

今回お知らせするのはポップトップの下地処理です。

先ずは、テント布を外し内面のヒビ割れ補修をします。粗目のペーパーで軽く研ぎを入れ、ガラスクロスを切り出しポリエステル樹脂を塗り込んだ後、ローラーを使ってポリエステル樹脂を出来るだけ薄くシボリます。

翌日、蜘蛛の巣状にひび割れた表面を軽く研いだあと、ガラスクロスを切り出し、裏面と同様にポリエステル樹脂をローラーでシボリ出来るだけ薄く仕上げます。

日は変わり、表面を粗研ぎした後、『要所にアルミパテを塗り付け、硬化乾燥後に研ぎを入れ』を何度か繰り返し、仮サフェを吹き付けました。

翌日、研ぎ直した後ポリパテを要所に塗り付け、硬化乾燥後研ぎ上げサフェ吹きしました。

裏面から仕上げの研ぎを入れサフェを吹き付け、硬化乾燥後、表面の仕上げ研ぎをして仕上げのサフェを吹き付けました。
後日、仕上げのペイントをお願いするために阿部自動車さんへ搬入しました。

’68カルマンギア!

’68カルマンギアのお知らせは3か月ぶりになりますが一区切りついたのでまとめてお知らせします。

前回のお知らせは、シャーシ及びフロアーパネルをウレタンペイントで塗り上げたところまでなので続きの作業をお伝えします。

先ずは、Frビームとミッション、アクスル、足廻りのパーツを温水高圧洗浄機でキレイに洗い流し、ペイント準備をします。

ブレーキドラムとローターは、ラグボルト雌ネジ部大部分がグラグラだったので新品を用意し、リペイントしたミッションを組付けました。
Frビームは思った以上にサビ腐食が酷いので新品を用意しました。

Frビームにトーションバーを組付けた後、ステアリングギアボックス、アーム、スピンドル、タイロッドなどを組付けました。

続いてブレーキマスター、ホイールシリンダー、キャリパーはしんぴんをよういし、バラシてシリコングリスを塗り込み組み直しをして、ABCペダルはクラッチワイヤーフックが摩耗していたので分解して汚れを落としリペイントして組み直しました。

準備したブレーキパーツを組付けました。ブレーキパイプも新品で引き直しました。併せてシフトロッドブッシュも新品を組付けシフトロッドも組付けました。

ブレーキ足回りの組む付けが完了したのでタイヤホイールを仮付けし着地させました。

シャーシの準備は出来たのですが、オーナー様がRrウェルとキックパネルのボンドでガビガビ状態をどうしてもキレイにしたいと言う事でスクレッパーやオービタルサンダーでキレイに削り落とし要所にPOR-15を塗り込みました。

POR-15の指触乾燥のタイミングを見計らいサフェを吹き付けました。

サフェの後は足付けをしてマスキングを貼り直して、キックパネルとリヤウェル、さいっどメンバーをウレタンペイントで仕上げ塗りをしました。

ボディーとシャーシの合体の前に、スペアタイヤウェル、キックパネル、Rrウェルの裏面にチッピング塗装をした後、要所にタップを通しました。

いよいよシャーシとボディーの合体です!その前にオーナー様が用意した防音シートを貼り、合わせ部にゴムシールを固定した後ウレタンシール材を充填してボディーを載せボルトで固定します。

約半年ぶりにシャーシとボディーが合体しました\(^o^)/

場所を移動し次なる作業を!こちらもオーナー様が『どうしても』とFrトランク内とエンジンルームを仕上げ直す事になりました。

と言う事でエンジンルームとFrトランクルームをこれまたスクレッパーとオービタルサンダーで均し足付けをしてサフェを吹き付けました。

サフェの硬化乾燥を確認し、ウレタン塗装で仕上げました。

追加塗装作業が終了したので、ドアのヒンジを新品に交換して組付けて建付け調整までしました。

ハーネスキットも新品で引き直し、ブレーキリザーバータンクとリンクパイプホースを組付けました。

そして、残念ですがオーナー様の予算が尽きてしまったのでHideoutでの作業はここまでとなり、レッカーでオーナー様宅に搬送と成りました。

お話を頂いた時は、『バッテリーパン補修をして組付け途中のボディーの組み上げたあと車検整備をして路上復帰を!』と言う話だったのですが、車両を搬入した時に工場内にあるバラバラの’61 T-1を見て、『どうせなら、せっかくだから、ここまでやったからには』と追加作業がどんどん増えて、予定の半分にも満たない作業で終了となってしまいました。

 

’61 T-1 フロアーパネルの続き!

約3ヶ月ぶりのお知らせに成ってしまいました。
前回は、フロアーパネルの熔接までお知らせしましたので、その続きからお伝えします。

先ずは熔接跡を削り均します。

熔接跡を削り均した後は、要所にPOR-15を塗り込みました。

続いて、裏面の熔接跡を削り均た後、要所にPOR-15を塗り込みました。

表面の写真を撮り忘れましたが、熔接焼けした部分やPOR-15を塗り込んだ部分にサフェを吹き付けました。

忘れていたジャッキポイントを熔接した後サフェ吹してフロアーパネルの鈑金作業は終了です。

シャーシの次はドアの鈑金作業に移ります。

先ずは、左ドアのガタガタに成ったヒンジの補修ですが、2オーバーサイズのヒンジピンでもゆるゆるになってしまったので、新品を用意しました。
しかし、ピラー側の取り付けボルトの数が違うので、ピラー側のプレートは既存の物にしてドア側のプレートを新品にしピンを打ち換えました。

続いて、アウターパネル ロア部の鈑金をします。
賛否ありますが、切り継ぎ部を段付きリブを付けて市販のパネルを使い熔接口を調整しました。

アウター ロアパネルを熔接する前にインナー ロア部の鈑金をします。

インナーパネルは、市販のパネルを使うよりボンデ鋼板から製作した方が都合が良さそうなので、タガネで折り込みコーナー部などを調整し熔接しました。

そして熔接跡を削り均しました。

続いてヒンジ固定リベット穴の縁にクラックが入っていたので熔接補修をしました。

アウターロアーパネルの熔接下準備で熔接したインナーロアパネルや周辺にPOR-15を塗り込みました。

アウターロアパネルを先ずはスポット熔接で仮止めした後半自動熔接機で熔接しましたが、熔接のもりが少し足りない部分が有ったので、ハンダを盛り均しました。

アウターパネルを均した後はアルミパテ、ポリパテと作業を進めサフェを吹き付けました。

表面が仕上がったので裏面の処理をしました。
要所にPOR-15を塗り込みサビ止め処理をした後サフェを吹き付けました。

続いて右ドアの作業に移ります。
ドア自体のコンディジョンは既存のドアよりも部品取りとして用意して頂いたドアの方が良いのですがヒンジは2オーバーのヒンジピンを使っての整わないのでヒンジのみ既存のドアから外して使う事にしました。

ドア内側にチッピング塗料がタップリと吹き付けて有るとハンマーリングできないのでガスバーナーで炙りながらスクレッパーで削ぎ落しました。

アウターパネルをハンマーリングで整えた後、アウターロア部のサビ腐食部を切り取り部分補修用のパネルを作りました。

次にインナーロア部のサビ腐食部をボンデ鋼板を使い製作してからサビ腐食を切り取りました。

切り取り部に合わせて製作したパネルを切り取り削り合わせて仮付けした後、ハンマーリングを加え整えてから半自動熔接機で本熔接をしました。

インナーロアとアウターロアの熔接をした後アウターロアの補修部の熔接をしました。

写真を撮り忘れましたが、熔接跡を削り均した後ハンマーリングで面を均し埋めて有ったモール穴を空け直してアルミパテを塗り付けました。

アルミパテ、ポリパテと作業を進め面出しをしサフェ吹きしました。

表面が整ったので裏面の作業をしました。
以前補修された部分を剥離してみるとこんな感じでした。

またまた写真を撮り忘れましたが、剥離した部分で穴空きや熔接が仮止め状態の部分に番田を盛り穴や継ぎ目を埋めた後アルミパテで整えました。

そしてポリパテで整えた後、要所にPOR-15を塗り込みサフェを吹き付けました。

ドアを仮組みし、やっとヒーターチャン外す準備が整いました(-_-;)

’68カルマンギア パンアップ!

’61 T-1のフロアーパネル交換作業と並行して、オーナーさん主体で’68カルマンギアのパンアップ作業も進めています!

どう見ても仕上がって見える’68カルマンギアですが、作業を請け負った鈑金屋さんがペイントを仕上げて仮組状態で廃業してしまったそうで、続きの作業をHideoutでする事になりました(;^_^A

作業はオーナ様が主体で鈑金屋はサポートと言う感じで進めて行き、一日目でボディーとシャーシを分離するところまで進めました。

2日目は前後の足廻りを分解しました。

2日目の午後からはシャーシに組付けて有るABCペダルとブレーキ配管やワイヤー類、サウンドボードなど全て外しました。

3日目はシャーシを高圧温水洗浄機で油汚れなどを落としました。

午後からは、フロアーパネルの状態を確認して作業方針を決めてもらいました。

そして、左右バッテリーフロアーは一度は貼り換え作業がされている様ですがのちょっと雑なのでも一度貼り換える事になり切り取ってもらいました。

4日目はオーナ様はワイヤーカップでフロアーパネルのサビ取りをしてもらっている間に、鈑金屋がフロアーパネルの熔接準備をしました。

いつも思うのですが、カルマンギア用のバッテリーパンはワンブロック分多いのですが、何年たっても変わることが有りません(^^;
仕方が無いので一列分カットし熔接し直しました。

フロアーパネルのサビ取り処理をオーナー様にしてもらっていたのですが、裏面の1/2の作業をしたところでオーナー様がギブアップをしたので続きのサビ取り処理を鈑金屋がしました。

裏面のサビ取り処理をした後はオーナー様の次回の来社に合わせてバッテリーパンの熔接をしました。

5日目は、鈑金屋が来客対応している間にバッテリーパンの熔接跡をディスクサンダーなどで削り均してもらいました。

熔接途中だった右バッテリーパンの熔接をした後、フロアーパネルの不要な穴とサビ腐食穴を切り取り熔接をしました。

熔接跡を削り均したあと裏面から下処理をし、要所にPOR-15を塗り込みサフェを吹き付けました。

裏面に続いて表面の下処理をしました。

下処理をした後は要所にPOR-15を塗り込みまサフェを吹き付けました。

フロアーパネルのサフェ吹き前にセンタートンネルに切り込み跡が有ったので、覗いて見るとクラッチワイヤーのガイドパイプの熔接が上がれていました。
そのままと言う訳には行かないのでガイドパイプを熔接固定した後センタートンネルの切り取り部分を熔接して熔接跡を削り均しサフェを吹き付けました。

6日目のオーナー様の作業は、サフェ塗り後の足付け処理と脱脂をしてもらい、要所にシール材を塗り込んでからフロアーパネルの表面にチッピングを吹き付けました。

オーナー様の次回来社予定に合わせて鈑金屋が仕上げのウレタンペイントをしました。

 

’61 T-1 フロアーパネルを熔接の続き!

大分更新をサボってしまいましたが、作業は少しづつ進めています(;^_^A

フロアーパネルの熔接が完了したので、熔接跡を削り均して行きます。

ディスクサンダーやベルトサンダーなどを使い、熔接跡を削り均しました。

熔接跡を削り均した後は、要所にPOR-15を塗り込みました。

裏面も同じ様に熔接跡を削り均した後、要所にPOR-15を塗り込みました。

最後にジャッキポイントを位置決め熔接をして、熔接焼けをした部分を中心にサフェを吹き付けました。

’61 T-1 フロアーパネル張替え

前回、前後足回りの取り外しまでをお知らせした’61 T-1の続報です!

フロアーパネルの張替え作業の前に気に成る部分の確認をしました。

フロアーパネル左側に沿って引き直されていたフューエルパイプですが、念の為オリジナルのフューエルパイプのの確認をしました。

オリジナルのフューエルポンプは詰まっていない様なので、パイプのサビ穴などの漏れ確認の為、パイプ内にエンジンコンディショナーを充満させて3日間様子を見たのですが、揮発して減ってはいるものの漏れている感じは有りませんでした(^^;

フォロアーパネルを裏面から見るとバッテリーフロアー部はサビ腐食で穴が開いているものの、その他の部分はしかっりしている様に見えますが縁の部分に小さな巣穴が開いてしまっています。こう見るとFRP補修が残念でありません(-_-;)

いよいよフロアーパネルの張替え作業の開始です!
先ずは、パネルの切り取り熔接跡を削り均して用意したフロアーパネルを仮乗せ確認をしました。

フロアーパネルを切り取ったフレームは、温水高圧洗浄機で泥や油汚れをキレイに落としました。

汚れを落としたフレームはワイヤーカップでサビや旧塗膜を削り落とし、要所にPOR-15を塗り込みました。

下処理の終わったフレームにサフェを吹き付けました。

フロアーパネルの熔接穴加工をしました。

半自動熔接機でフロアーパネルを熔接しました。

そして、左右フロアーパネルの熔接が完了しました。

 

’69 T-3 NB Newエンジン製作の続き!

ロングブロックまでを伝えしたテツヤ君の’69 T-3 NBのNEWエンジン製作の続きです!

前回でロングブロックに成ったエンジンに補器類の取り付けをして行きます。
先ずは、オイルクーラーの取り付けから。

次にオイルサンプを取り付けました。

オーナのテツヤ君にエンジンカバー類をサンドブラストで旧塗膜とサビを落としもらいました。

キレイに成ったカバー類にサフェを吹き付けペイントの下準備をしました。

シリンダーカバーなどをつや消し黒で塗り上げ、ファンシュラウドはチタンカラーで塗り、その他のパーツはシルバーで仕上げました。

ロッカーアームとプッシュロッドを洗浄して組付け準備をしました。

ロッカーアームとプッシュロッドを組付けた後、EXチェンジャーとEXパイプを仮組して接続部のフランジング加工をしました。

今回の組付けは個々までです。
次のお知らせの時にはエンジンに火が入るかな(;^_^A

 

’66 T-2 キャンパー!

こちらも大分ご無沙汰している’66 T-2 キャンパーの途中経過をお知らせいたします。

前回お知らせした時は、室内とエンジンルームのみに色が入っている程度したが、ボディーは2色とも塗り上がっています。

Rrカーゴスペースもペイントが入りました。

そしてバックドア、サイドカーゴドアも2色とも塗り上がっています。

今回は個々までです。次回をお楽しみに!

’61 T-1 作業再開!

約1年ぶりのお知らせになりますが、’61 T-1を少しづつですが作業を進めています(;^_^A

仮乗せしてあるボディーをリフトアップし作業準備をします。

先ずは、フロアーパネルの処理からです。
残念な事にフロアーパネル全面に施工してあったFRPですが、剥がれ掛けている縁にプライバーを差し込んで抉ると『パカッ』とキレイに剝がれてしまいました(◎_◎;)

そして、フロアーパネルの状態をチェック!
FRPとフロアーパネルの間に水が溜まり、サビの進行を助長してしまった様です(-_-;)
FRP補修は、施工場所や方法を間違えると良かった鉄板もダメにしてしまうのであまりお勧めできません。

気を取り直して作業を進めます。
Frの足回りをバラシた後、ABCpaxとマスターシリンダー、ブレーキパイプなどを外して行きます。

続いてミッションを降ろしましたが、今回はここまで。

次回は、フロアーパネルの張替え作業をお伝えしたいと思います。

’77 T-1 1303 conv 納車!

2021年7月に作業をスタートした’77 T-1 1303 convですが、ようやく車検取得も出来、納車日が決まったので納車準備をしました。

ボディーが塗り上がってからほぼ1年が過ぎ、組付け時の擦り傷が少々あるのでボディーを磨き直しました。

そして12月5日午前3時、出発!
午前中に無事納車と成りました\(^o^)/

作業を開始してから約2年5か月、事ある毎にオーナー様に来社して頂いて作業方針などの打ち合わせをさせて頂きながら、オーナー様の思いをそのままに鈑金作業のお手伝いをさせて頂きました。
費用の都合でシートカバーとトップカバーは既存のままですが、ミッションのO/Hと車検整備を含めての総費用が約850万円と成りました。
この書き込みをご覧になられている方の殆どの人が『1303に850万円なんて』と言われると思いますが、オーナー様の選択した作業費用と使用部品代の累積で、仕上がりと費用についてはオーナー様に満足して頂けたのでホッとしました。