’62 T-1!

路上復帰に向けて、終盤に差し掛かった’62 T-1ですが、細かい作業が続きます。

エンジン搭載までのお伝えでしたので、続きの作業をお伝えします

配線配管を繋ぎ、和光テクニカル製のフルトラのアンプを取り付けエンジンの始動確認をしました。

低年式ボディーに口径Φ60のヒートエクスチェンジャーを取り付けられている車両によくある話ですが、口径が合わないコネクティングパイプが無理やり付いているケースが良くあります。この車両も例外に漏れず苦労して取り付けた形跡があり、差込口が変形しています。昔と違いコネクティングパイプの差込口がΦ50とΦ60のコンバージョンパイプが販売されているので、Hideoutは積極的に使用しています。

そして取り付け完了!これでしっかりヒーターが効くはずです!

一度はエンジン始動はしたものの、いまいちレスポンスが良くないのでキャブをバラしてエンジンコンディショナーで各パーツをキレイにして組付け直しました。エアークリーナーがカスカムタイプが付いていたので、純正の湿式タイプに変更しました。

続いて、本来6Vテールの車両ですがOVALテールに変更されているので、専用リレーとダイオードを用意して、左右テールライトの配線に割り込ませて接続しました。

最後に、グラグラだったヒンジミラーですが、ヒンジピンの雄ネジ側がプライヤーの様なもので挟み潰した跡が有り、ネジ山が潰れていたのでダイスを使いネジ山を修正しました。

これで、予備検取得のための作業は全て終了です!

 

’62 T-1!

1月末にお知らせした以来の掲載になりますが、オーナー様と相談した結果、ハーネスの引き換えと成りました。

先ずは、リフトで上げて作業準備をします。

先ずは、エンジンを降ろしてサウンドボードを剥がしてもらいました。

かなり手強そうな配線ですが、Fr周り方着手して行きます。

右ハンドル用のハーネスキットの入荷に一か月以上掛かってしまうと言う事で左ハンドル用のハーネスキットを用意して要所は延長加工をして使用する事になったので、先ずはライト周りの配線を引き抜き、延長加工をしました。

問題のメインハーネスですが、この年式はヒーターチャンネル脇では無く屋根側を通してあるタイプなので、配線の抜き差しが上手く出来るか心配でしたが、スムーズに抜き替えが出来てホッとしました(;^_^A
メインハーネスも左ハンドル用だと短いので要所を延長しました。

解読困難な追加配線はとりあえずそのままにして、Fr周りとメインハーネスの配線の長さを整えながらヒューズボックスに繋ぎ、ワイパーメーターなどの配線も繋ぎました。

ヘッドライトは、オーナー様が用意したSTANLEY製のハロゲンランプに交換しポジショニングランプのバルブホルダーはサンドブラスターでサビや汚れを落とし、各灯火類の点灯確認をしながら組付けました。

問題の追加メーターの配線ですが一旦無かった事にして撤去し、配線は勿体ないので再使用して引き直しました。

そして追加メーターは元位置のダッシュ下に取り付けました。

配線も大体の成って来たのでエンジン搭載準備をしました。
ボロボロで殆ど無くなっていたエンジンシールラバーを交換し、ベルハウジングにフューエルパイプが通る穴や不要な穴にグロメットを取り付けました。

写真を取り忘れてしまいましたがエンジンサウンドボードを貼り付けエンジンを搭載しました。

 

’77 T-1 1303conv 配線の続き!

ハーネス入れ替えの作業を進めている’77 T-1 1303convですが、基本的な配線処理の先が見えて来ました。

今回は、解読困難な配線を処理して行きます。

先ずは、プッシュスボタン式に改造されているスタータースイッチ撤去し、イグニッションスイッチの通電チェックをしましたが、やはりセルONの通電が無いので、カラーキングさん取り扱いの’77 T-1用と同等品のポルシェ純正イグニッションスイッチを用意しました。

3枚の配線図と睨めっこし点灯確認をしながら配線を繋いだのですが、ヒューズボックス周りの配線がぐちゃぐちゃです(;^_^A

スパイラルチューブを使いコネクターから纏めると意外にスッキリ出来たので、ヒューズボックスを固定し、スイッチパネルも組付けました。
この後は、エンジンミッションを搭載して各部の通電を確認しながら組付けて行きたいのですが、ミッションのO/Hに少々時間が必要なので作業はここで中断となります。

と言う事で、車両をリフトスペースに移動し、ミッションO/H上がりを待つ事になったので、リフトに掛けてボディーカバーを被せました。
改まって下からシャーシを見るとスッキリしていますね!

’77 T-1 1303conv 組付け再開!

2月はほぼレースカーの作業ばかりでした。

その間にパーツが揃って来たので’77 T-1 1303convの組付けを再開しました。

年式適合のハーネスキットですが、ヒューズボックスからエンジンルームまでのメインハーネスしか入っていませんでした(^^;

メインハーネスだけでは配線を引き直す意味が薄れてしまうので、’72スーパービートル用のハーネスキットも取り寄せました(-_-;)

先ずは、年式適合のメインハーネスをエンジンルームまで引き入れ、ヒューズボックスに接続してエンジンルームへの長さ調整をします。

ライセンスランプの配線が途中でギボシで繋いであるので補修してからエンジンリッドに組付け、左右テールランプを点灯確認をしながら組付けました。

ヒューズボックスからヘッドライトのハーネスは、1302用のハーネスのウインカー用配線を手直しして取り付けました。

ヘッドライトですが、ラウンドタイプのシールドに3ポイントのバルブが強引に取り付けて有ったので、ラウンドタイプのH4バルブに交換して組付けました。

続いて、ダッシュの縁を艶消しブラックでペイントをして、乾き待ちの間にダッシュ内のエアーダクトと各スイッチ類配線の取り回しの確認をしてダッシュの仮組をしました。

そして問題の電装類の配線なのですが、改めて配線を見てみると’73以降の1303用のハーネスキットがメインハーネスのみの販売に成っているのが何となくわかりました(;^_^A
’72までの配線とは違い、ヒューズボックスからスイッチを経由して電装系に繋がる単純な物ではなく、ヒューズボックスから各スイッチや電装類を経由して繋がるなど回路が複雑過ぎて配線の長さなどの調整が難しいので製品化しないのかなと思います(◎_◎;)

そして、旧配線ではトラブルが出ていた様で、改造されてしまっているので補修しながらさらにFr側の1302用の配線と繋ぎ合わせないといけません。
また頭から煙が出る様な思いをする日々が続きそうです( ̄▽ ̄;)

idlers Games 2023.3.12 筑波サーキット スプリント第1戦

3月12日のAM2時に何とか積載トラックにレースカーを積み込み、idlers Games 2023.3.12 筑波サーキット スプリント第1戦の準備が完了!

早めにサーキットに行くつもりで、AM4時45分に目覚ましをセットした筈が、目覚ましを止めて二度寝をしてしまい飛び起きたのがAM5時30分( ̄▽ ̄;)

幸い、筑波サーキットは鈑金屋の作業場からは30分なので、余裕で間に合ったのですが朝から慌てました(;^_^A

Frフードのレタリングは、東京のペイントデザイン スプラッシュさんに書いてもらいました!

エンジンフードは時間切れで、前回の物でヤッツケました(;^_^A

肝心のレースですが、シャーシを一から作り直してシェイクダウンがレース当日と言うギャンブルとなってしまったので、燃料系にトラブルが出てしまい、予選決勝と十分に走る事が出来ずに残念な一日に成ってしまいました。
しかし、Bug SpotさんにO/HしてもらったミッションとIRSシャーシのアライメントなどはバッチリだったので、次回までに燃料系の見直しをすれば期待出来そうな気がします(^^;

次回までに、残りのボディーモディファイと燃料系の見直しをして6月4日のidlers Games 第2戦に挑みたいと思います。

’75 T-1 レースカー!

3月12日に開催されたidlers games 筑波サーキット スプリント第1戦には何とか間に合わせて作業出来たのですが、ここでは完成までお伝えします。

レース当日まで2週間と成ったところで、車両は完成していませんがタイヤの用意をしました。

5年ぶりの参加ですが、予算の都合でNewタイヤを用意できないのでHOT LAPをトレッド面に塗り込みお呪いを掛けます(;^_^A

続いて、ガソリンタンクとオイルクーラー用ダクトのペイントをしました。

そして、左Rrクォーターパネルにオイルクーラー用のサイドダクト用の穴を開け取り付けました。

ダッシュパネルには、AutoMeterのタコと油温油圧計をセットし、ハンドルをナルディに交換しラインロック用のスイッチを取り付け!

フューエルポンプはHolly製を用意してアルミパイプとフィッティングを使いタンク下の配管を整えました。

そして、ミッションが上がって来たタイミングでミッションを搭載してCVジョイントとアクスルシャフトを取り付けました。
今回のミッションには、クワイフLSDからCVジョイントまでT-2用を使用したので、アクスルシャフトの長さがT-1純正とは変わってしまうので、用意したシャフトが合うかドキドキでしたが長過ぎず短過ぎずでホッとしました(^^;

エンジンを載せる前にエンジンルームにフレッシュエアー導入用のダクトを作りました。

タンクを取り付け、フューエルレギュレーター、フューエルラインを繋ぎ、走行中に燃圧が確認できるようにダッシュパネルに燃圧計もセットして、エンジンルームまでアルミパイプで引きました。

その後、点火系の配線を引き、和光テクニカル製CDIを取り付けて、バッテリーは小型でハイパワーのオデッセイを載せました。当然ですがカットOFFスイッチも左Rrクォーターに取り付けました。

 

そして、エンジンを搭載し、配管配線を繋いでエンジンが掛かったのが暗くなってころでした。

ここから、エンジンフードの加工取付や各灯火類へのテーピングやゼッケンの貼り付けなど走行準備をしてレースカーを積載トラックに積み込んだのがレース当日のAM2時でした( ̄▽ ̄;)

’75 T-1 レースカー!

idlers games 筑波サーキット スプリント第1戦まで残り2週間となってしまいましたが、まだ完成していません(;^_^A

今回は’75年式車両に’66年式左ハンドル用のハーネスkitを使ったので一部延長加工をしての作業です(^^;

メインハーネスを通して灯火類の点灯確認までは完了!

Rrフェンダーが脱着式なので、メキシコビートル用テールランプの配線とブラケットを使いコネクターで抜き差し出来る様にしました。

オイルクーラーは、時間の関係で今回はヤッツケました(-_-;)

あとは、フューエルラインとメーター回りで完成かな?

’75 T-1 レースカー!

ここのところ、仕事そっちのけで’75 T-1 レースカー作業を進めています(;^_^A

先ずは、メカニック育成ヒロシがお手伝いに来てくれるタイミングで、Rrウィンドーの組付けをしました。

サイドガラスは以前からポリカーボネートにしてあったのですが、Rrガラスは純正のままだったので今回ポリカーボネート板を用意し純正ガラスを型取り切り出しました。

普段ガラスであれば鈑金屋一人ではめ込む事が出来るのですが、今回用意したのは3mm厚のポリカーボネート板なので四角の跳ねっ帰りが強過ぎてメカニック育成ヒロシと2人掛りで作業をしても1時間以上掛かってしまいました(;^_^A

続いて、駐車ブレーキ用マスターシリンダーブラケット、プロポーショニングバルブ用ブラケットの製作後、Rrウィング、フューエルリッド、ダクトカバーと一緒にペイントをしました。

ペイントの硬化乾燥を確認してRrウィング、フューエルリッド、ダクトカバーを取り付けました。

マスターシリンダー用プッシュロッドのリンク加工をしたサイドブレーキレバーとシートを取り付け、駐車ブレーキ用マスターシリンダーとプロポーショニングバルブ用のブラケットの取り付け位置を決め雌ネジを埋め込みます。

そして、Rrブレーキラインにプロポーショニングバルブと駐車ブレーキ用マスターシリンダーを組み込み配管を繋ぎました。

周回レースにはあまり必要ないのですが、Frブレーキラインにラインロックを組み込み、スタート時にサイドブレーキレーバーの戻し忘れを防ぐ事にしました。

そして、ブレーキオイルを注入しブレーキライン内のエアー抜きをしました。

あとはミッションとエンジンの搭載と電気配線を引き直して計器類と灯火類の組付けをすれば完成なのですが、残り時間が1か月を切ってしまいました。本当に間に合うのかな( ̄▽ ̄;)

 

プレハブ改装!

昨年末から少しずつ進めていたプレハブ入り口ですが、雪が降る前に対策がギリギリ間に合いました!

シャッターを取り付ける事になり、いつもの様に伸太郎くんに手伝ってもらい下地を作り直す為にサイディングを一部剥がしてから梁などを切り取りました。

そして、シャッター屋さんに書いてもらった図面を基に角パイプを熔接して下地を組み直しました。

熔接跡を削り均したあとサビ止めペイントを塗り込んでもらいました。

暗くなってしまいましたが、新しく作った下地とその外周のパイプを伸太郎くんにキレイに塗り上げてもらいました。

そして業者さんに下地の確認をしてもらい、シャッターの発注をして待つ事ちょうど一か月、2月9日の朝一からシャッターの施工開始!

職人さん2人で施工作業を進め、夕方5時過ぎに無事完了!
明日、明るい内に写真撮り直してアップします。

 

’75 T-1 レースカー!

ペイント作業も大体に成って来た’75 T-1 レースカーですが、各部の組付け作業に移りました!

先ずは、仮組状態のFr足回りの組付けをして行きます。

用意したCBパフォーマンス製バネレート15%アップのトーションバーと大阪のガレージ辻本さんオリジナルの右ハンドル用クイックステアリングkitを組み込みFr足回りの組付けを完了させました。

続いて、Rr足回りの組付けで、アジャスタブルプレートをペイントして、SWAY-A-WAYのRrトーションバーとスプリングプレートリテーナーを組付けました。

写真を撮り忘れてしまいましたが、トレーリングアームとショックを組付けRr足回りの組付けを完了させた後、Rrフェンダー、テールライトベース、Rrバンパーのペイントをしました。

前日ペイントしたRrフェンダーにテールランプベースとバンパーを取り付けました。

続いて、ABCペダルのペイントをしてグリスアップしながら組付けました。

シフトロッドは、スポルトマチックとマニュアルミッションで微妙に違うので交換します。

当然ですが、シフトロッドブッシュも交換しました。

シフトロッドカプラーは、ハウジングは純正の状態の良い物を用意してラバー部はウレタンを使う事にしました。

駐車ブレーキは、油圧タイプに改造する予定なのでサイドブレーキレバーにプッシュロッド用のピンを熔接加工しました。

メカニック育成ヒロシにブレーキキャリパーのO/Hをしてもらいました。

O/Hついでに外側もキレイにしてもらったので、折角なのでキャリパー用の缶スプレーでペイントしました。

ペイントの硬化乾燥を確認してキャリパーを組付けました。

前後足回りの組付けが完了したので、一旦タイヤを付けて久々に着地させ車両をプレハブ内リフトに移動させました。