872. 873 配線作業も終盤に入り、メーター配置でオーナー様に確認を取った所、
メーターパネルの追加製作を支持頂き、残りのメーターとすべてのスイッチを
ダッシュ下に吊り下げると言う事なので、
市販のブラケットを参考にダッシュ下端から端までパネルを作ります。
874.875 先ずは段ボールでベースを作ってみました。
876 日が変わり、オーナー様に来社して頂きメーターパネルの
打ち合わせをして頂いたので製作に掛かりました。
先ずは、型紙を元にボンデ鋼板から材料を切り出します。
877~879 段ボールで作った型紙を開き、採寸しボンデ鋼板に罫書きます。
次に罫書きに沿って金切りハサミで切り出します。
880 続いて、切り出したボンデ鋼板を形成して行きます。
その前に、ボンデ鋼板を鏨で折る時に使って板が15年以上使用し、
ボロボロになってしまったので新しく作りました。
これで1m以上の直線もまっ直ぐ折れます!
881~883 罫書きに合わせて鏨で少しづつ折り曲げて行きます。
884~887 両端はダッシュパネルの角度に合わせ折り曲げ熔接した後、熔接部を削り均します。
888. 889 合わせて、ステアリングパイプの逃げ部に反しを付けます。
890. 891 形成した後、ダッシュ下にリベットナットを打ち込み仮止めします。
892 次に、メーターとスイッチの配置をオーナー様と打ち合わせした様に
パネルに罫書き、仮置きしてバランスを見ます。
893 スイッチやメーターの穴加工をサクッと終了!っと、
メーターを仮組みすると...。やってしまいました。
メーターの型紙はバランスを見る為にリム外径で作ってあったのをすっかり忘れてしまい、
型紙と同じ径で穴を仕上げてしまいました(泣)
894. 895 ここまで手を加えた物を捨ててしまう訳には行かないので、
裏側からボンデ鋼板を当てる事にしました。
スポット熔接で切り口周辺をしっかりと熔接し、再度切り抜く穴を罫書きます。
896~898 今度こそは間違えない様に穴径を確認して、ジグソーで大まかに切り取った後、
ベルトサンダーとヤスリを使い、メーターを合わせながら慎重に穴を削り合わせます。
899 残った縁は約2mm。たった2mmですが有ると無いとでは大違いです。
0.8mmのボンデ鋼板に穴を開けた時点では頼りなかったパネルでしたが、
スポット熔接で2枚重ねをした結果、強度も増し結果オーライでした!
900 パネル加工も終り、黒のビニールレザーを張る筈だったのですが、
サイズが意外と大きく入手には時間と費用が思った以上に掛かってしまうので、ペイントする事にしました。
901~903 裏表の足付けをし、湿度が高いのでカブリ防止の為ジェットヒーターで温めます。
904~907 サフェを吹き付け乾燥後、面を研ぎチッピングでちりめん風に塗装します。
908~910 仕上げにチッピングコートのままだとベタ付くので、ウレタン半艶黒で上塗りをしました。
911~914 乾燥後、塗り上がったメーターパネルにメーターとスイッチを仮組みしました。
915~918 続いて、メーター配線作業なのですが何回やっても配線作業は苦手です。
919 追加メーターの配線処理も終わり、メーターパネルをダッシュ下に取り付けます。