1.~2. 2015.3.2の午前中は、1303Sの引き取りに行って来ました。
なんと登録番号が茨 〇〇 △ 13-03と当時希望ナンバーでは無い時代に、
1303のナンバーを持つ車両とはビックリです。
午後から早々にオーナーKさんに来社して頂き作業打ち合わせをして頂きました。
今回の作業は、外装は全剥離の鈑金塗装とオーナー好みのカスタム、内装のリフレッシュです。
3. 2015.4.21日、車両を引き取りに行ってから大分時間が経ってしまいましたが、
いよいよ作業をスタートします。
Flat4とマイボウズに寄って色々パーツを調達して来ました。
Flat4より頂いて来たのが、前側のフェンダー4枚とEMPIスタイルのRrフードです。
Frフードもオーダーしていたのですが、
アメリカでも欠品しているらしく今回の引き取りには間に合いませんでした。
そして後方のVW純正ドアシェルはマイボウズさんで分けて頂きました。
各ショップに問い合わせして在庫していたのはマイボウズさんだけでした。
毎回マイボウズさんにお邪魔した時には、倉庫内を探索させてもらうのですが、
よそではなかなか見る事が出来ないパーツを沢山発見する事が出来ます!
4.~12. Frフード、フェンダーライニングボード等Fr周りを中心に外し、
Rrフード、フェンダーを外した後、左右のドアを外し、
続いてガラス4枚を外して、室内のカーペット等まで外します。
13.~17. ボディーの剥離を開始します。
先ずは、ダッシュパネル周辺をマスキングして、屋根から剥離します。
屋根を剥離し、その流れでRrウィンドー、
スリッド周辺までとFrウィンドー周辺まで一気に剥離します。
18.~20. 続いて、左右FrクォーターとFrエプロンパネルを剥離します。
21.~22. ここまでは、左右Aピラーとクォーターパネルの折り返し部分の錆の浸食が深い位で、
イレギュラー的な鈑金作業を必要とする部分は見当たりませんでした。
後日、オーナーK様が来社し、ボディーの状態を確認して作業方針を決めて頂く予定なので、
それまでには残りのRrクォーターとRrフードの隔離を終了させないとね(汗)
23.~25. Rr周りの剥離作業の前にエンジンを降ろします。
リフトスペースに移動するのも面倒なのでジャッキと馬を使ってエンジンを降ろしました。
26.~29. 前回までで、屋根とFr周りの剥離は終わっているので、
残りの左右Rrクォーターパネルと、Rrエプロンの剥離をします。
30.~32. 右Rrクォーターから剥離を始め、Rrエプロン、左Rrクォーターと剥離して行きます。
これで大まかな剥離は終了です。Rrエプロンに凹みが有りましたが、
ボディー全体には、大きな事故による損傷は見られず、深刻な錆の浸食も見られない様です。
33. 4月28日にオーナーK様に来社して頂き、車両を前に錆、
腐食の状況を見ながら説明をさせて頂き、作業方針を決定して頂きました!
上塗りしちゃうと分からなくなってしまう所なので、
鉄板の状況を見てもらうのが一番ですね!
34. 翌日の29日、ルーフ部の錆処理から始めます。
オーナーK様と作業内容の打ち合わせは済んでいるので、段取り良く進めて行きたいと思います。
35. 先ずは、板金屋の身長では屋根部中央まで届かないので、
カルマンの親方から頂いた足場板をセットします。
36.~37. 大まかな剥離は済んでいるので、ロロックディスク等を使い錆や汚れを落とし、
ロロックディスクの後はフレックスブラシを使い、
水切り部等細かい部分も旧塗膜や錆を除去して行きます。
最後にもう一度ポリッシャーにサンドペーパーをセットして全面を均し
、時間の都合で仮サフェの準備をします。
38. 所々に貼ってあるマスキングテープですが、
取りきれていない錆部でサンブラを掛ける予定なのでサフェが掛からない様にしています。
39.~40. 続いて、仮サフェを吹き付けます。
41.~44. 最後にマスキングテープを剥がし、29日の作業は終了です。
次回はこの錆部の処理を行う予定です。
45.~46. 月が変わり5月9日ようやく作業開始します。先ずは、屋根部の残った錆処理から作業します。
吸引式サンドブラスターを使い、ピンポイントで錆を落とします。
47.~50. 続いて、Rrウィンドー周辺をブラスト処理します。
ここは錆の浸食が結構酷く穴が開いてしまいました。