1 '64T-2 13Wの鈑金作業です。
この車両は、右ヘッドライト周辺を衝突により損傷し、それに伴い周辺の不具合も合わせての鈑金作業に成ります。
2~4 まずは、損傷のチェックから。
ヘッドライト部を直撃した様で、ヘッドライト横に亀裂が入るほどの損傷になっています。
5~7 バンパーは、接触した様子が無いのでそのまま外します。Frパネル下側には、亀裂が生じています。
8~12 次にポートパワーを使いヘッドライト周辺の荒出しをします。
アタッチメントを換えて、ハンマーリングを加えながら荒出しをして行きます。
13~16 ドア落ちも気になるので、こちらもポートパワーで調整します。
結果、Frウィンドー下にクラックが...。
17. 18 Bピラーとドアの隙間は良く成ったんですが、フェンダーとのラインが...。
19~21 右側はこのままにして左側も調整します。
右と同じ様に、Frウィンドー下にクラックが...。
さらに、センターまでクラックが...。
まぁ、本来この部分は窓枠とFrマスクの合わせ部なので、
パネルの合わせがそのまま残っているはずなんですが、
パテ埋めしてあるのでクラックが入るのは、想定内です。
22 ここで、Fr周りの作業が大掛かりになりそうなので、モールなどすべて外します。
23~33 次に、左右ドアを外します。
内貼り、窓枠などを外し、各ドアの傷んでいる部分をチェックします。
34~39 ダッシュトレーを外し、配線などを束ね、アンテナ、ワイパーピボット等も外します。
40~42 各部の汚れを防ぐため、マスキングします。
43~46 クラックが入った所を補修するのと、以前の修復作業の様子をチェックする為に剥離をし、
合わせてFrマスク下部の腐食もチェックします。
47.48 Frマスクとピラーの合わせ部に違和感を感じたので、ここも剥離します。
気になった所をチェックした結果、Frウィンドー下部でFrマスクをリーンフォースごと移植した様です。
ピラーは切断された様子はないので、お客様とFrマスクの補修方法を相談します。
49 お客様と作業方針相談の為、左右のドアを仮組しました。
50. 51 右ドアはドアシール部との密着は素晴らしく良いです。
52. 53 ドアの外側は、パネルの切り貼り作業がしてあり、外側にアールが膨らんでいる様に見えます。
フェンダーは前にもお伝えした様に移植してあり、さらにドアより5ミリほど出ています。
54 左のドアは、外側は補修作業でやはり膨らんでいます。